水道を使いすぎていない?
それまでと比較して急に水道料金が高くなったのは疑問、と感じている人もいるでしょう。
なぜか急に水道料金が高くなった場合、自分の水道の使い方を見直してみることです。もしかすると、水道を使いすぎている可能性があります。
たとえば夏場、水道料金が急に高くなったという人は見られます。その理由として、シャワーが関係しているかもしれません。夏場は厳しい暑さになるので、日に何度もシャワーを浴びて汗を流すという人もいるでしょう。
その結果、他と比較して使用水道料が増えて、水道料金がかさんでしまうことがあります。
またうっかりミスで水道料金が跳ね上がることもあります。
例えばお風呂に入ろうと思ってお湯を出して、そのままにして一晩眠ってしまったことはないですか?
もし一晩お湯を出しっぱなしにして、10立方メートルのお湯を使ってしまった場合、1回当たり1000~1300円くらいの水道料金が余計にかかってしまいます。
そのほかには、水道料金の中でも基本料の値上げがあって、その通知があったけれども見逃してしまったという場合もあります。
これはレアケースではありますが、検針員がメーターを読み間違えていることが原因という可能性もなくはないです。
心当たりがなければ水漏れの可能性も
上で紹介したような、その時だけ水道をよく使って料金が高くなることもあります。
しかしどう思い返してみても、いつもよりも水道を多く使った覚えがないという人もいるはずです。その場合、水漏れが起きていて、自分の知らないところでメーターがどんどん増えている可能性が出てきます。
もし自分で多く水道を使った自覚がなければ、水道のメーターを確認してみることです。
まず家の蛇口をすべてしっかり閉めて、水の流れていない状況を作ります。その上で水道メーターを見ましょう。もし一切水道を使っていないのに、パイロットが回っているのであれば、水漏れの可能性が高いです。
パイロットとは水道メーターの中心部分、やや左側にあるくるくる回っている箇所です。銀色をしていますが、赤く色づけしている箇所があるものです。もし水道が使用されれば、パイロットは回り、使っていなければ回転をやめます。
水漏れの場合、たいていは少量が漏れ出しています。ですからパイロットが激しく回転することは少ないでしょう。ゆっくり回りますので一見して動かなければ大丈夫と判断するのではなく、5分くらいはパイロットの動きはないか確認しましょう。
水道局から手紙が来ていないか?
急に水道の使用量が増えた場合、水道局から手紙が来ます。「漏水調査のお願い」というハガキが届きます。このようなはがきが自宅に来ていないかどうか確認しましょう。
もしはがきが水道局から来たのであれば、漏水の起きている箇所がないか確認しましょう。家の中で水漏れが発生している場合、水の流れる音がするかもしれません。
そのほかには壁や床を触ってみましょう。どこか湿っているのであれば、その近くで漏水の起きている可能性が考えられます。
ただし素人である私たちが漏水箇所を見つけるのは、簡単なことではないです。特に地中で水漏れを起こしている場合、素人がその場所を特定するのはほぼ不可能といっていいでしょう。
もし水道料金が急に跳ね上がった、水道局から先に紹介したはがきが来たのであれば、速やかに水道業者に問い合わせることです。水道業者で漏水調査を実施し、水漏れの起きている箇所が特定できれば、修理も行ってくれるはずです。
水漏れの場合の水道料金の取り扱いは?
もし自分たちが使っているわけではなく、水漏れが原因で水道料金が跳ね上がった場合、そのお金を全額支払わなければならないでしょうか?
「自分で使ったわけではないのだからその分の水道料金をなぜ支払わないといけない?」と思うでしょう。しかしおそらく水漏れが原因でも、水道料金は全額支払わないといけないでしょう。
たとえ水漏れが壁の中の配管や地中の部分であっても、その水道管が皆さんの占有区域にあれば、契約者に支払い義務があります。
だからこそ、余計なお金を支払わないようにするためにも水漏れの疑いがあれば、速やかに水道業者に作業依頼する必要があります。
ただし条件によっては、全額水道料金を支払わなくてもいいケースも出てきます。一般的に3つの条件を満たした場合と考えられています。それはもともと発見しにくい位置で水漏れが起きていた・契約者の使用方法に問題はなかった・すでに水漏れの修繕を行っている、この3つの条件をクリアしている場合です。
この場合には、通常時の水道料金から超過している部分の支払いが免除されることもあります。
ただし超過分全額支払わないかというと、それは難しいようです。地域にもよりますが超過分の50~70%程度の返金が相場といわれています。
ただしトイレやキッチン周りの水漏れの場合だと、減額の対象外となるというケースもあります。も
し水漏れで水道料金がその月だけ跳ね上がってしまった場合には、とりあえず水道局に相談するだけしてみましょう。このときそれまでの水道料金を証明するためにも、過去の検針票や請求書などを保管しておくと明らかに水道の使用量の異なることの根拠になります。