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鍵が折れて鍵穴に詰まった! 素人と玄人の方法はこんなに違う

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よく生じる鍵トラブルの中に、鍵が折れて鍵穴に詰まるというものがあります。

思わずギャーと叫びたくなるでしょう。しかし自分に生じたことは他の人にも生じています。このサイトを見ているあなたは冷静です。素人が思いつきでいろいろしてしまっては問題が大きくなることもあります。じつは玄人なら知っていることなのですが、鍵の穴に残ってしまった鍵を引き出す効率のよい方法というのがあります。では素人の方法と玄人の方法を見ていきましょう。

素人の方法

素人の方法と書きますが、決して悪い方法ではありません。素人の方法でも鍵穴に残った鍵を抜き出すことは可能です。
ただ成功率が低かったり、問題が大きくなってしまうことがあるのは否めません。では今から素人が行なう4つの方法を見ていきます。

ピンセットで抜き出そうとする

まず誰でも思いつく方法は、どうにかピンセットで鍵穴に残った鍵をつかんでつまみ出そうということかもしれません。もし鍵穴にしっかりピンセットでもつかめるほどの鍵が表面部分に出てきているなら、この方法は有効です。ですがつかめる部分がほとんどないのにどうにかピンセットを鍵穴の左右にねじ込んでつまみ出そうとするならどうなるでしょうか?

残った鍵はさらに奥に入り込むでしょう。それだけではありません。精密にできているシリンダー内部に傷をつけてしまい、仮に抜け出せたとしても、他のスペアキーでも開かなくなるかもしれません。ですから折れた鍵にしっかりつかめる部分が残っていない場合はピンセットで抜き出すという方法は諦めましょう。

接着剤で残っている鍵に何かをくっつけて取り出す

接着剤で何かと残っている鍵をくっつけて取り出せないか?と考えるひとも多いようです。確かにあまり深く刺さっていない場合は、接着剤で何かをくっつけて外に引き出す力を加えれば抜け出せることがあるかもしれません。ただし成功率は高くないようです。どうしてですか?

なぜなら鍵を差し込んだときの感触を思い出してみてください。ゆっくり差し込むと分かりますが、鍵のギザギザ部分がガザガザとシリンダ内部の金属に当たりながら鍵が差し込まれたことでしょう。つまり接着剤でくっ付けて外に引き出す程度の力では鍵は外に出てこないのです。

接着剤で何かを鍵にくっつけて引き出すという方法はさらに別の問題をも生みかねません。それは接着剤というのは垂れるので、カギの残っている部分にくっつけようというときに鍵穴内部に接着剤が入ってしまうこともあります。これは最悪です。金属同士が重なり合ってできているシリンダー部分は接着剤で固まってしまうので修復不能です。ですからできればこの方法は避けましょう。

掃除機で吸い出す

つづいて多くの人が思い浮かぶ方法は、「掃除機をMAXにして鍵穴に当てて吸い込めば、中に残った鍵が吸い込まれるのではないか」というものです。これは試してみても良いでしょう。なぜならリスクがないからです。ただし上記で述べたように、金属が合わさりながら奥に差し込まれている鍵は、掃除機で吸う程度の力では出てこないのです。やってもても良いですが、成功率は高くないでしょう。

ハンダでつけて取り出す

素人の方法として最後に挙げる方法ですが、「ハンダを溶かして残った鍵の部分に取り付けて引っ張り出す」という方法です。これは決して成功率の低い方法ではありません。ハンダが乾いてしまえばハンダはかなりしっかりくっつくので、鍵を外に抜き出すだけの十分な力が得られます。

成功率は高い方法ではあるのですが、リスクがあります。ハンダが液体のときに鍵穴の中にしみこんでしまえば、いっかんのおしまいです。鍵の全交換となってしまうでしょう。このリスクの高さを考えるとハンダで取り付けて取り出すという方法は、よっぽどハンダの腕に自信がない限りやめたほうがよいでしょう。

玄人の方法

玄人は上記で述べた成功率とリスクを知った上で、確実に鍵穴内部に残った鍵を抜き出す方法を実施します。玄人が行なう確実かつリスクがない方法は2つあります。

ピンバイスで残った鍵に穴を開ける

ピンバイスというのは聞きなれないかもしれません。ピンバイスというのは極小のドリルのことです。

100円ショップでも購入可能で、よくプラモデルの製造などで使用されます。このピンバイスを使って鍵穴に残っている鍵に角度をつけて穴を開けましょう。このピンバイスをまわして残っている鍵に穴を開ければその穴に引っ掛けて強い力で外に鍵を抜く力が得られます。この方法でほぼ確実に折れて刺さったままの鍵は抜けてしまうでしょう。

鍵をばらして抜き取る

ドアが閉まっているのではなく開く状態であれば、いったん鍵をばらしてしまうのも確実な方法です。もちろん鍵をばらすにはそれなりの知識が必要ですが、普通に工作が得意な人なら難しいことではありません。鍵が刺さったままのドア内側と側面からネジをひとつひとつ外していくだけです。ばらしたら、鍵穴内側から押せば折れた鍵は抜け出せます。もう一度同じように組み立てれば良いでしょう。

鍵穴に折れて詰まるのは鍵は弱いから

折れて詰まってしまうような鍵は残念ながら、スペアのキーを使ってもそのうち同じような状況が生じてしまうでしょう。

なぜなら鍵の金属がもろく作られているので折れてしまうからです。可能なら一度折れてしまったその部屋は鍵をかけないか、鍵そのものを強いものに取り替えてしまうほうがよいかもしれません。



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