子育てをしていく中で子供の教育に良い環境を整えてあげたいというのは、どんな親でも思うものです。
ここでの環境というのは家そのものの間取りをはじめとして、方角も大きな影響を持っています。
子供の教育に良い方角や家の間取りについてご紹介していきます。
子供部屋は広すぎないこと
子供にはプライバシーが必要ですので、ある程度大きくなると子供部屋を欲しがります。
このとき自分の部屋がない子供はプライバシーがなくなってしまい勉強に集中できなくなることやその他、家に寄り付かなくなってしまうなどという問題も出てきてしまいます。
ですから、できるだけ早い段階でしっかりと子供部屋についての設計を考えておきましょう。
ただし、ここで注意するべきなのは広さ。
子供部屋があまりにも広いと、子供は寂しさを感じてしまい、自分の部屋を使わず常に兄弟の部屋にいたりリビングに座ってしまうようになります。
平均的な広さとしては4畳半から6畳程度。
どんなに広くても、8畳までにとどめるようにしましょう。
内観としてはシンプルな作りにして、なおかつ窓はたくさん設置してあげると良いです。
そうすればいつでも明るい環境の中で過ごすことができ、自分のプライバシーを持ちたいと思った年齢でも殻にこもってしまうことが少なくなります。
朝日を浴びて目を覚ますというのも、非常に良い環境です。
部屋にはリビングを通る設計
子供の部屋の設計を考えるとき、またその他キッチンやお風呂などの設計を考えるとき、どこに行くにもリビングを通らなければならないような設計を取り入れていきましょう。
このような間取りというのは、ずばりリビングに階段をつけてしまうことです。
2階建ての住宅の場合、玄関の横などに階段をつけてしまうとリビングを通らず子供は自分の部屋に上がってしまいます。
しかしリビングに階段を作っておけば、必ずここを通らなければなりませんので、帰ってきたタイミングやその日の表情などをしっかりと把握することができます。
お風呂場やキッチンについても同じことが言えるでしょう。
小さなお子様の場合であっても常に家族が集まる場所で過ごし、お風呂上りにも明るい環境で体を拭いたり、着替えをさせることができます。
目が届きやすく散らからない間取り
子供が小さな頃は目が離せない時がありますので、常に目が届くように間取りを考えておく事も重要です。
キッチンなどは扉で仕切ってしまうのではなく、カウンタータイプにして、小さな子供が遊んでいる姿をいつでも見守ることができるようにしましょう。
また、家全体での収納スペースはできるだけ多い方が良いです。
収納スペースは多ければ多いほど、家全体をすっきりと見せることができる他、子供がいたずらをしてしまい、怪我をするといった危険性も少なくなります。
できる限りしっかりと片付ける癖をつけるためにも、多くの収納スペースがあると良いでしょう。
子供部屋に向く方角は?
子供の教育を考えた場合、子育てに良いと言われている方角、そして反対に良くないと言われている方角があります。
南、東、東南、北西は子供部屋の方角として非常に良いと言われており、反対に南西は良くないと言われているので意識しておくと良いでしょう。
もちろんこのような方角に関しては風水的な部分ですので、これを全面的に取り入れる、入れないというのはそれぞれのご家庭によって違います。
絶対にこうでなければいけないといった決まりはありません。
ただし、これから住宅を建てる場合や賃貸であっても家探しをするのであれば、ある程度は意識しておくと良いでしょう。