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車にペンキが付いている! もめずに解決するウルトラQ

   

これほど顔が真っ青になるときも早々ありません。

なんと大切な愛車に塗料が飛んでいるのです。塗装業者のところに飛んでいって「どうしてくれるんだ!」と怒鳴りたくなるでしょう。
しかし目的は、車を元通りに治してもらうことです。対応を誤まると、明らかに近くで行なっていたペンキが飛んだものであっても、弁償してもらえないときさえあります。

おきてしまったことはどうしようもありません。どうすれば適切な賠償が得られるのか見ていきましょう。

クレーマーと思われる

塗装業者の側に立って考えてみましょう。
被害を受けた車の近くで作業していたわけ、ですからもちろん自分たちが塗料をつけてしまったことは明らかです。しかし取り付くしまがないほど憤っています。どう対応すればいいと思いますか?

業者にもよりますが、問題そのものを否定したほうが得策と考える業者もいるようです。
そのクレームは正当なのですが、建設業に携わっている人は、普段からいつもクレーマーとの闘いを意識して仕事をしています。感情的に苦情を述べると、クレーマー対処のような対応を引き出してしまうでしょう。
つまり「私たちが塗料をつけたという証拠はありますか?」となるのです。

今回は吹き付け塗装ではなくローラーによる塗装なので塗料が飛ぶはずがない」と言い出すときもあります。
確かに車というのは動くものですから、塗料が付いているだけでは隣で行なっていたペンキが飛んだものなのか、外を走っているときに飛んできたものなのかは証明できません。

クレーマーといつも対している建設業者からすると、その車が塗料が付いていただけでなく、そもそもいろいろ傷がついている等の場合は、クレーマー自ら塗料をつけて、この際難癖つけて新品にさせようと考えているのではとも考えるようです。

問題を否定されたときは

車は移動するものですから、隣で行なっている塗装工事のペンキが付いたものであると証明するには、車以外のところにもペンキが飛んでいることを証明するのが得策です。

地面をよく見て、車以外の場所にもペンキが付いている証拠を見つけて写真に撮りましょう。

車以外の場所にもペンキが飛んでいるなら業者は必ず謝罪して補償しなくてはいけません。
そのときもクレーマーはわざと自分を正当化するために、地面にもペンキをつけることがあります。クレーマーのようにとにかく憤って威圧するような態度をとらないほうが、証拠は証拠として受け取ってくれるでしょう。

塗装は飛ぶものなのか?

塗装は飛びます。
風が強い日に吹きつけ塗装をすると、隣の家の屋根全体に塗装が飛び散ることさえあるものです。ローラー塗装でもローラーを回転させながら塗るわけですから、その回転による遠心力でペンキは飛び散ります。

刷毛塗りのときでさえ刷毛をはねたときにはペンキが飛ぶものです。

どうすれば被害を防ぐことができるか?

塗装は飛ぶものですから、十分な養生作業をすることが、被害を防ぐ唯一の方法です。塗装工事が始まる前に隣の家でなされる塗装であっても、事前に業者の人に車も全体に養生してもらうように頼みましょう。自分の家の車であっても同様です。車を毎日動かすのであれば毎日の作業前にそのつど養生してもらうこともできます。

また車につかないよう、カバーがあればを使用するのも1つの対策として適切かもしれません。

きちんと補償してもらうためのウルトラQ交渉技術

現場で作業を行なっている人は、「できればクレームはすべてなかったこととして済ませたい」と考えます。
もし現場監督に温厚に言っても、うちうちに問題処理するために、塗装の剥離材で付いた塗装を落とそうとするかもしれません。しかし剥離材は車に使ってはいけないものなので、もともとの車の塗装が痛むこともあります。

ですからまず大元の工務店にクレームを入れるのが最も効果的です。
きちんと証拠の写真を撮って「そちらの工務店を通して行なった外壁塗装のときに、うちの車に塗装が飛んで困っている。保険を適用して元通りにしてほしい」と冷静に頼みましょう。

クレーマーと勘違いされないことは重要です。実は塗装工事にしても電気工事にしても左官工事にしても、ほとんど建設関係の仕事に従事している会社は工事賠償責任保険に加入しています。

ただし一度保険を適用して、お客様宅の損害を補償すると、保険料が上がるので使用したくないのが本音です。
ですが大元の工務店から下請けの塗装業者に工事賠償責任保険を利用して修復するようにとの指令がいくと、塗装業者は仕事を失いたくないためにすぐに適用してくれるでしょう。いったん保険適用となると、どこまで直すかという交渉となりますが、塗装業者と交渉してはいけません。

賠償額が高くなればなるほど保険料が高くなるのではないかと感じ、まともに対応してくれません。
むしろいったん保険適用となったのであれば、保険会社と交渉するほうが賢明です。といっても自分が保険会社と交渉するのも賢明ではありません。

自分で交渉しても保険会社もできるだけ出費を少なくしたいので、補償額は抑えられてしまうからです。
一番よいのは元通りにしてほしい車を車両修理工場にさっさと預けてしまいます。そして車両修理工場に、どの程度まで修理してほしいとしっかり希望を述べておきます。
あとは工場が専門的な立場から保険会社にこれこれの修理が必要だといってもらえば、保険会社としても言われた額を支払うしかありません。
こうして希望通りの修復をしてもらえるのです。

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