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外装塗装したばかりなのに…塗装が浮いてくる原因 意外にも工事業者だけの問題とは限らない

   

「高いお金を出して外壁塗装を行ったのに、もう塗装が浮いてきている!」

外装工事は決して高くはありません。安くても100万円、高いと200万円以上することでしょう。どうにか家計をやり繰りして外壁塗装を行ったのに、ほんの数ヶ月で塗装が浮いているのでは激怒したくもなるでしょう。

この外装工事後しばらくすると塗装が浮くという問題は、決して珍しい問題ではありません。どうして塗装したばかりのものが浮いてくるのでしょうか?もちろんその原因のほとんどは施行業者にあります。ですが施行業者側がすべての原因とは限らないケースもあるようです。どんな原因で外壁塗装が浮くという問題が生じるのでしょうか?その3つの原因に迫りましょう。

下地に問題がある

塗装の基本は、塗装の前にまず下地を整えることです。この下地作業に問題があるので、本塗装が浮くというのが一番考えられる原因でしょう。塗装の職人であれば、まずはケレンと言われる作業を行ないます。これは下地を塗る前に表面の汚れを落として、塗装面に塗装を塗りやすくする作業です。

水圧洗浄などで洗い落とすのが普通ですが、ほうきなどで表面上の汚れを払うだけのこともあります。鉄の部分に塗装下地を塗る前に、表面のサビを落とすだけでなく、鉄面に塗装がしっかり密着するように表面に傷をつける作業も必要になります。

ケレンが終わると下地を塗り、下地が乾いたら本塗装を2度塗れば通常、塗装が浮くことはありません。ですが塗装は人が行ないます。

ベテランであってもベテランでなくても、時間のかかり、すぐに人目に見えないるこの下地作業を手抜きすることによって浮きの問題が生じてしまいます。これは工事人の性格に由来するところが多いようです。どんなに腕のあるベテラン塗装工であっても、本来から手抜き癖があるならば、ケレンを手抜きし、ひどい時は下地を塗りません。

しかし長年塗装をしていると腕はあるので、下地処理をほとんどしなくても本塗装だけで体裁を整えることはできます。もちろんそういう手抜き工事人は初めから確信犯です。問題が起きることは分かっていますが、あとは素人相手に他の理由をつけて言いくるめるというわけです。後で考えますが、このような場合はしっかりと責任を取ってもらわなくてはいけません。

塗料に問題がある

下地作業に問題がなくて、下地をしっかり塗られている場合でも、塗装が浮き出てくるという問題は生じます。それは塗料に問題がある場合です。塗装業界ではごく当然の常識ですが、下地のときと本塗装のときに使う塗料は同じメーカーのものを使用します。

塗料に含まれる油の種類など相性の関係があるからです。下地材はA社、本塗装はB社となると、相性が悪く塗装同士が弾いてしまい、表面塗装が浮いてしまうという問題が生じます。といっても日本のメーカーはある程度相性に問題はないのですが、安い中国製の塗装材などを利用するとこうした問題が生じてしまいます。塗装業者は当然この現象を知っているはずなのにどうして同じメーカーの塗装を使わないのでしょうか?

それは1番目の問題でも挙げた「どうして手抜きするのか」という問題と同じ答えです。次の3番目の原因と関係しています。塗装工の性格や単なる手抜き以外の原因が関係しているのです。

塗装料金が適正でない

外装工事を頼む側としては当然できるだけ安くしてほしいと思います。では見積もりで160万円という料金が提示されたとします。これを「どうにか100万円でやってください。でなければ他の会社に頼みます」こう言われると塗装業者としても100万円で請け負わざるを得ません。

断られて利益が0よりも、少しでもあるほうがよいに決まっています。「100万円でなおかつ、利益を出す方法は…」と塗装会社は頭をひねります。正直、下地作業をほとんど行わなくても、上手に本塗装だけすれば、大きな問題として現れないこともあります。中国製の安い塗装を使っても問題がないときもあります。そこで最低限の利益を確保するために下地作業を簡略化したり、メーカーの違う塗装を使ったりするのです。問題はどこにあると思いますか?

100万円に値下げさせられたからといって工事法を替えた工事業者ですか?それだけとも限らないでしょう。塗装工はボランティアではありません。それぞれ家族がいるので、月に数十万円のお給料がもらえるくらいは利益を確保しないと生きていけません。

現在建設業も決して景気はよくありません。元請けから下請けまで、ギリギリの経費でやり繰りしているのが現状です。大幅値下げさせたならば、依頼者側にも問題があります

どうすれば問題を解決できるか?

まず塗装工事を行なう前であれば、適切な業者に適切な料金を払うことによって塗装の浮きという問題を防ぐことができます。見積もりで160万円ならば、値切りはせいぜい150万円くらいまでにしておきましょう。それでも手抜きの余地が生じます。

もし浮きの問題が生じてしまったのであればどうしますか?やはりやり直しさせるしかありません。値下げさせたのであれば、完全やり直しを求めるのではなく、浮いている部分の部分修復だけをやり直させるなどして、工事業者にも負担にならないようにしたほうが良いでしょう。

ですが、適正料金を払ったのに問題が生じているなら、徹底的に初めからやり直させることもできます。

もし応じようとしないなら、「国民消費者センターに行く」などと言って脅すのもよいでしょう。適正価格で請けた工事は業者側に完全に責任があるからです。

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