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赤ちゃんがいても塗装はできるの?

   

外壁の塗装する時期に家に赤ちゃんがいる、ということは起こりえる状況の一つです。優しいお父さん、お母さんは子どもの身体的な影響を考えて心配になるのは当然です。

まだお子さんが2,3才になっていれば外で遊んできたりもできますが、ことに乳幼児となれば そうはいきません。最近はアレルギーをもつ子どもも増えてきましたし、赤ちゃんはただでさえ大人より身体が小さいので、外からの物にも影響を受けやすいわけですから、注意が必要です。それで今回は乳幼児がいる場合の外壁の塗装で気をつけたい点についてみてみましょう。

臭いの原因は?

まず考えたいのは、塗料の臭いです。大人でもペンキの臭いをずっと嗅いでいて気分が悪くなったりします。この臭いの原因は何でしょうか?外壁塗装に使われる塗料には、油性塗料と水性塗料があります。

この油性塗料は風雨に強く、壁材に密着するため耐久性が強いというメリットがあり、外壁によく使われる塗料です。ところが、それゆえに粘着性が高いため、塗るときには有機溶剤で薄める必要があります。その溶剤がシンナーといわれる物ですが、特にイソプロピルアルコール、1-ブタノール、メタノール、キシレンなどの溶剤が臭いが強く、長時間吸っていると健康障害を引き起こす可能性があります。

もともと油性塗料そのものも臭いがキツイので、それをさらに強い臭いがあるシンナーで薄めるのですから、室内の塗装には向いていません。外壁に使う場合、基本的にはこの臭い成分は短時間で揮発してしまいますが、塗装の期間中 窓の隙間などから室内に侵入してきます。それで赤ちゃんのいる家庭にはあまり油性塗料はお勧めできません。大人だけの世帯の場合でも、特に強い臭いが苦手な方や年配の方がいるのであれば何かしら対策が必要になるでしょう。

では水性塗料はどうでしょうか?多くの業者が、家に赤ちゃんやペットがいる家庭には水性塗料を勧めます。「水性塗料を使うので全く問題ありません」という業者もいますが、実際はどうなのでしょうか?

水性塗料はシンナーで薄めるのではなく、名前のとおり水で薄めます。それで臭いはだいぶ抑えられています。では「全く問題ない」のか、というと残念ながらそうではありません。塗料を安定させるために、やはりシンナーが少量入っているからです。臭いの感度は人それぞれ違います。それで塗料を選ぶ際には、水性塗料のほうが油性塗料よりはいい、という程度であることを理解しておきましょう。

塗装が始まってからの対策方法は?

基本的にはシンナーの成分はすぐに揮発して、長期間大量に吸い続ける心配はないのですが、もし家に赤ちゃんがいて不安であれば、できるなら塗装期間中は別の場所に宿泊することをお勧めします。少量であっても赤ちゃんの小さな身体には影響が心配ですし、臭いも敏感です。

一時的にでも気分が悪くなりかねません。また授乳中のお母さんにとっても身体が敏感な時期ですので、ストレスも強いでしょう。ご実家や友人の家、またはホテルなど検討してみましょう。それでも、外泊は難しいのであれば、少なくとも日中は家にいないようにすることはできるかもしれません。

一般的に塗装期間は1週間から10日程度です。少しでも吸っている時間を減らすことを心がけましょう。他には、通気口などを塞いでもらったり、洗濯物も室内干しかコインランドリーを利用するなどして臭いをシャットアウトすることもできるかもしれません。

業者とのコミュニケーションが大切

自分はよくても赤ちゃんがいれば心配になるのは当然です。最近は新しい塗料が開発されてきて、日に日によい物が出てきています。たとえば無公害塗料や自然塗料というものも出てきました。植物から成分を抽出して作られていて、安全というものですが、外壁にはまだ耐久性がそれほど良くなかったり、木材には適していても、それ以外のものには難しかったり、まだ改良の余地がありそうです。

業者の人たちはそうした様々な塗料の特徴に精通しているはずなので、よく話し合い、自分たちの希望に近いものを、納得の上で選ぶようにしましょう。少しでも不安な点があるなら複数の業者に相談して、家族のために安心な外壁塗装を選びましょう。

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