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設計と塗料選びで10年後もキレイな外壁に

   

ギリシャの青い空と青い海の間に広がる白壁の家々。

ヨーロッパの緑豊かな草原に佇む洋風の白い一軒家。いつ見ても心がさわやかになるものです。最近日本でも白や、逆にスタイリッシュな真っ黒の外壁を選ぶ方が増えてきました。

ところが様々な要素が関係して、この二色の外壁、日本ではとても汚れが目立ってしまう色なんです。それでも、やっぱりシロが、クロがいい!!といわれる方のために、まず、外壁がどんな汚れにさらされているのか、どのようにしてそれらの汚れから我が家の外壁を守れるか、考えてみたいと思います。

外壁はこんな汚れに毎日さらされている!

まず、外壁の汚れの種類は大きく分けて2種類あります。変質汚れと付着汚れです。変質汚れとは、サビなどによって変色する場合で、削り取るしかきれいになりません。

これは外壁そのものの材質選びと塗料の選択がかぎとなります。そしてそれ以外の外的な要素からくる汚れが付着汚れで、最近建てられる住宅の汚れはこの付着汚れによるものとみていいでしょう。では、具体的にどのような汚れがあるのでしょうか?

水垢汚れ

建物の形状や雨水の処理設備が適切でないことによって、水の流れが一箇所に集中して、少しずつ少しずつ汚れが黒くなったり、また黒い外壁では逆に白っぽくなってしまい、汚れが目立ってしまうことになります。

湿気によるカビやコケ

これは洗面所や風通しの悪い場所などに湿気がたまり、カビや藻などが発生してしまいます。

サッシ周りのシリコン汚れ

窓枠付近に黒っぽい縦線の汚れを目にすることはありませんか?これは外壁塗料に使用しているシリコンに含まれる可塑剤や、サッシ周りのシーリング剤に含まれる可塑剤の油分がコーキングの上部に浮き出して、雨水によって流されるときに壁に付着してしまう、というものです。油性成分なので、とても落ちにくい汚れの一つです。

排気口周りの油汚れ

キッチンの換気扇や排気口はどうしても油汚れが付きやすくなります。部屋の内側の換気扇はこまめに掃除していても、外まではしたことが無い、という方が多いのではないでしょうか?これも落ちにくい汚れです。

大気汚染

最近注目されるようになったP.M2.5に加えて、車の排気ガスや土、砂などの細かい汚れが空気中に含まれています。そのような汚れが外壁の凹凸部分にたまって見栄えを悪くしてしまいます。

鍵は家の設計にある!?

このようにしてみると、家の外壁は様々な汚れにさらされているのが分かります。一番汚れが目立たない色はグレーといわれていますが、そのグレーでも、汚れが付かないわけではありません。では、どうしたら少しでも塗ったばかりのキレイな外壁を保つことができるのでしょうか?

ポイントは、家の設計にあります!たとえば、できるだけ軒を出し、壁が雨水で濡れないようにします。もし、軒が出せないなら、窓やドアにひさしを取り付けることでサッシ周りの汚れを軽減できるかもしれません。またサッシに「水切り」といわれる物を取り付けることも有効です。

それによって汚れを含んだ雨水が壁を伝っていくのを避けることができます。また凝った造りの住居を設計して、外壁にくぼみや角があって、尚且つ軒やひさしが付いていないと、そのくぼみが雨水の通り道になってしまい、汚れが付いてしまいかねません。それで、汚れが付きにくい設計にすると白や黒でもきれいな状態を保てるでしょう。

塗料選びも大切!

これから家を建てる方なら、上に挙げた点は役に立つかもしれませんが、外壁の塗り替えを考慮されているなら、あまり関係がありませんね。では軒やひさし、水切りが無いなら白や黒の外壁を諦めるしかないのでしょうか?安心してください。

汚れを付きにくくする塗料を選ぶことで、少しでもきれいな状態を保ちやすくすることができるんです。たとえば、セルフクリーニング機能を持った塗料。これは塗膜の親水性によって、排気ガスなどの汚れが流れ落ちやすくなるというものです。また、防カビ機能をもった塗料もあります。そのような塗料を選ぶことで、水垢や空気中の汚れ、カビなどを付きにくくすることができます。

ここで、黒の外壁を望まれる方は一つ注意が必要です。黒は熱の吸収率が高くなるので、夏の炎天下の元ではその影響を受けやすくなります。新築であれば、最初から壁に断熱材を導入しているはずなので問題ないのですが、塗り替えで黒を選ばれた場合、元の色がクリームやホワイト系塗料で、そのまま外壁を黒に塗り替えただけだと室内温度も影響を受けてしまいます。

それで、事前に業者とよく話し合って断熱材を導入するようにしましょう。また塗料の中でも遮熱塗料などを使うと熱を反射して表面温度の上昇を防ぎます。ただ、黒は色あせが目立ちやすい色でもあるので、注意しましょう。

10年後のきれいのために

あえて汚れの目立ちやすい白や黒の外壁を選ぶのですから、はじめのキレイな状態を維持するために、納得のいくまで家の造りや塗料の選択に時間をかけましょう。

10年後、次の塗り替えの時期まで楽しめる外壁にできるかどうかはあなたの今の決定にかかっているのです。

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