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外壁塗装が浮いてきた・剥がれてしまった…なぜこのようなことが起きる?

   

手抜き工事の被害で外壁に問題が

外壁の塗膜が浮いてきた、ペンキがめくれた・剥がれてしまったという事例がしばしば紹介されます。長年経過すれば致し方ない話かもしれませんが、数年前に塗装した、場合によっては塗装して数か月のところでこのような症状が起きるケースもあります。なぜこのようなことが起きるか、手抜き工事の可能性もないわけではないです。

その中でも下塗りがいい加減だったというケースは多いです。通常外壁塗装をする場合、下塗りと中塗り、上塗りという3段階で実施されます。下塗りは外壁下地と塗料の密着性を高めるために実施されます。

下塗りに使われるのは、シーラーやプライマー、フィラー、サーフェーサーなどいくつか異なる種類があります。これらの中でどれを使うか、これはケースバイケースです。下地の材質や劣化具合の状況に応じて適切なものを判断します。ここで誤ったものを使ってしまうと、うまく外壁下地と塗料がフィットせずに外壁の浮きや剥がれを引き起こすことがあります。

たとえば下地の劣化が激しい場合には、シーラーを使うべきではないです。というのも下地の劣化が激しいと上から下塗り材を塗っても吸い込んでしまい、シーラーは下塗り材の中でも最も吸収の良い性質を持っているからです。ちなみにこれは意図的ではなく、ただ単に業者の知識が不足していたからということも考えられます。

下地の準備がいい加減な場合

手抜き工事をする業者に多く見られるのが、下塗り材のいい加減な塗装方法です。下塗り材を見ると、いろいろと使用するにあたって決められたルールがあります。たとえば塗料100に対して2~8の水を入れて攪拌し、1平方メートル当たり0.3~1.5kgを使用するといった感じです。

そのほかにも塗り回数は1~2回、次の塗装をするまでに23度の場合3時間以上開けることなどの決まりがあります。

このように下塗り材によって、やり方が違ってきます。さらにこの条件は、温度や湿度、天候なども影響を受けます。本来であれば、下塗り材を作り、外壁に塗る場合には微調整をする必要があります。

しかし手抜き業者になると、おおよその目安で塗料と水を混ぜてしまいます。メーカーの定めた比率を守らないので、塗った場所によってムラができてしまいます。その結果、外壁塗装をしてからしばらくすると、塗料の剥がれや浮きが生じてしまいます。

手抜き業者の場合、ほかの工程でもいい加減に作業することがあります。たとえば上塗り剤を本来は2回塗りしなければならないところを1回しか塗らないケースがあります。そのほかにも1回塗ったらしばらく時間をおかなければならないのに、そのルールを守らないといった業者もあるようです。もし十分に乾燥させずに上塗りしてしまうと、水分が外壁の内部に残ります。その上から塗装をすれば、水分がのちに膨張して、外壁が剥がれてしまます。

手抜き業者がなぜこのような工事をするかですが、コストを抑えて自分のところの利益を高めることが目的です。たとえば必要以上に水を混ぜてしまって、塗料をたくさん作ります。そうすれば原材料費を少なくして、外壁塗装が行えます。しかしこのような手抜き工事をすれば、すぐにいろいろと問題が起こりやすくなります。

適正な下地処理が施されていない

塗料をしっかり外壁に定着させるためには、下塗り材を使う必要があります。しかしこの下塗り材がきちんと定着していないと意味がありません。そのためには下地処理といって、塗料を塗る対象の外壁や屋根に処理を施します。下地処理は高圧水洗浄やクラックなどの補修、さびや前の塗膜をはがすためのケレン作業などの工程があり、必要に応じて実施します。

このような下地処理がきちんと施されていないと、下塗り材のうまく定着しない恐れがあります。たとえば高圧洗浄機を使って外壁の汚れを落とすためには、業務用の高圧洗浄機が必要です。家庭用の高圧洗浄機では十分に汚れを取り除くことができないかもしれません。

またクラック捕集はV字カット工法で行う必要があります。このときクラックの幅や溝の深さに適していないと問題が起きる可能性も高まります。

知識不足が原因の浮き・剥がれも

手抜き工事が原因で、外壁の浮き・剥がれの起きることもあります。しかし全く手抜きをしようと思っていないけれども、ただ単に施工業者側の知識不足に起因していることもあります

たとえば、下塗り材の一種のサイディングと弾性塗料の組み合わせはだめです。この両者を組み合わせてしまうと蓄熱しやすくなるので、施工した後で膨れやすくなります。その結果、塗装の浮き・剥がれを後々引き起こす可能性が出てきます。このようなことを知らずに、両者を組み合わせて外壁塗装してしまう業者もあります。

また塗料メーカーが不具合ケースを施工業者側に通知する義務があるのですが、この告知がなされなかった場合もトラブルが起こります。このように手抜き工事以外の事情で、塗料の浮き・剥がれが起こることもあります。

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