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ちょっと待った、こんな場合の壁を撤去はアウト!知らないと恐ろしい結果に

   

もともとあった部屋と部屋の間の壁を撤去してしまうと、大きな部屋が出来上がりますし太陽も差し込み、気分がいいでしょう。ですが、壊してはいけない壁を壊してしまったため、ある日天井からミシミシと怪しい音が聞こえてきたということも少なくありません。

建築設計をしている人や、大工は家の構造を考えているので、どの壁は撤去してもいいのか、どの壁は撤去してはいけないかというのが見て分かります。しかし素人には変哲のない壁に見えても、実は重要な壁で、安易に撤去してしまい後で大変なことになることもあります。どんな壁は撤去してはいけないのか見ていきましょう。

大黒柱は撤去してはいけない

古い日本家屋には大黒柱という家の基礎となる太めの柱があります。その名からも推察できるように、いわゆる家の中心にある太めの柱で、壁が連なっているときもあります。これは家の設計上最重要な柱なので切ってしまうと、2階や天井が落ちてくるというひどい結果となります。

しかし現代建築ではいわゆる家の中心に大黒柱を建てて家を支えるという方法はあまり用いられません。現代の木造住宅の家は、木造軸組工法という太くはない木材を積み重ねていく建築方法や、2×4(ツーバイフォー)と言われる特定の木材をタテに横に斜めに均等感覚に並べていくことによって強さを保つという建築方法なので、いわゆる大黒柱は必要ありません。しかし一本ものの太い柱が家の中心に据えられているとかっこいいために、ダミーで大黒柱を取り付けている家も存在します。この場合逆にこの見掛け倒しの大黒柱は取り除いてもいいでしょう。

さらに現代建築では、見てすぐに大黒柱とは分からないまでも、家の骨組みを形成する上で重要なちょっと太目の柱が存在します。取り壊そうと思っている壁の一部がそれなりに太い木材となっているなら、安易に取り外してしまわず、建築元に確認を入れるのが確実です。その他の単に部屋の間仕切りを作るためだけに存在している細めの木材は取り除いてしまっても問題ありません。

太めの梁を含む壁を撤去してはいけない

切ってはいけないのは柱だけではありません。太めの梁、つまり柱の横に通す太めの横木を取り除いてもいけません。梁があるおかげで2階部分や天井が支えられています。重要な梁は太く、ただ単に部屋を間仕切るためだけの横木は細くなっています。重要な梁が壁と一体化して柱と柱を繋げている場合もあります。撤去しようとしている壁の上部に太い梁が入っているなら撤去をあきらめましょう。

筋交いがある壁は撤去してはいけない

「筋交い」というのはほとんどの人にとっては聞きなれない言葉かもしれません。これは柱と柱の間に斜めに木材を入れて建造物を支えるものです。この筋交いは上からの圧力には必要ないものですが、地震国家の日本で家が横に揺れたときに大きな力を発揮します。もしもこの筋交いの木材がないと横に家が揺れたときに、90度の四角に組み込まれた木材が、平行四辺形の形に歪んでしまうのです。そうならないように筋交いによって三角形の形を作って横揺れの強度を維持します。

では撤去しようと思っている壁に筋交いがあるかどうかはどうやってわかりますか?家の設計図を見れば分かる場合もありますが、通常、撤去しようとしてる壁のボードを取り外して直接木材を見てみないと分かりません。壊そうと思って、ボードに大きな穴を開けたところ中からたまたま筋交いが現れるなら「大ハズレ」ということです。壁の撤去をあきらめて石膏ボードを修復しましょう。

コンクリートの壁は撤去してはいけない

これも現代建設の一つの方法ですが、鉄筋コンクリート住宅で、壁がコンクリートになっている場合があります。コンクリート壁は、壁そのものが家の強度に貢献しています。ですからコンクリート壁は取り壊してはいけないと思っておきましょう。そもそも素人にはコンクリートを壊していくのは大変な作業です。

もしも撤去してはいけない壁を撤去してしまったら…


上記の点を無視して、撤去してはいけない壁を撤去してしまったらどうなりますか?撤去当日はなんともないかもしれません。日本家屋はそれなりに強く作られているので、大切な柱や梁を切り落としてしまったとしてもすぐに壊れることはないのです。

しかし1年経つと、取り除いた壁の2階部分で床鳴りがするようになるかもしれません。支えていた柱や梁がなくなったので、床が沈んでいっているのです。

一番強い影響がでるのが地震のときです。震度6以上の地震が起きるとどれほど家の構造がきちんとしているかによって耐久度が大きく変わってきます。近所の家はビクともしていないのに、自分の家は大切な壁を取り除いてしまった結果、斜めに家が傾いてしまった。ということもあるでしょう。頻繁に地震が起きる日本においては、注意深く確認したうえで壁を撤去するようにして、決して建物の強度を軽んじないようにしましょう。

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