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壁の撤去をセルフでやるための3つのポイント

   


家の壁を取り壊すと、今まで太陽の光が入っていなかった部屋にまで光が差し込み、家の雰囲気が一気に明るくなります。部屋の雰囲気を一新させるのに壁を撤去してしまうのは優れた方法です。

でも業者に壁を撤去してもらうと50万円前後の費用が掛かります。どうにか自分で撤去することはできないのでしょうか?実は壁の撤去というのは、他のDIYと比べると、難しいように見えて素人でもできてしまいます。なぜなら、何かを作る作業ではなく取り除くだけの作業なので、必要な技術も少ないためです。

壁をセルフで撤去する上で必要な3つのポイントというものが存在します。

  1. 壊していい壁か確認する
  2. 壊す順序と注意点を押さえておく
  3. 廃材の処理の仕方を知っておく

一つ一つ見ていきましょう。

壊していい壁か?

まず確認しなくてはいけないポイントは、壊していい壁かどうかという点です。日本は建築基準が厳しく、家を建てた段階で、一定の強度となるように設計されています。不用意に壁を取り除いてしまうと、家の強度が極端に弱くなってしまうでしょう。

どうやって壊していい壁か壊してはいけない壁か見分けることができるでしょうか?詳しい判断は建築設計士や大工だけが判断できることですが、自分の家ですからある程度は自己責任で判断して行なうことができます。以下4つが壊してはいけない壁です。

  • 太い柱を伴う壁
  • 2×4の梁が伴う壁
  • 筋通いの伴う壁
  • 厚いベニヤの壁

屋根や2階を支える重要な役割を果たしている太い柱を取り除いてしまうと一気に家の強度が落ちてしまいます。ひどい時は本当に2階が落ちてきます。いわゆる大黒柱は決して取り除いてはいけませんし、大黒柱に近い役割を果たしている、家の主骨格となる太い柱も取り除いてはいけません。古い日本家屋の場合、重要な柱は、1階から2階、さらに天井部分にも伸びています。そのような柱を伴う壁ではないことを確認しましょう。

日本では今2×4(ツーバイフォー)と言われる木材での建設がよく行なわれます。2×4の木材はすべて備わっていて初めて一定の強度を保てます。つまり2×4ではない梁は取り除いても大きな支障はありませんが、2×4の木材は切ってしまうと極端に強度が落ちてしまいます。壊そうと思っている壁の一部に2×4の木材の梁がないか確認しましょう。

次に取り除いてはいけないのは筋違いが入っている壁です。筋違いというのは斜めに「x」「/」の形で組み込んである木材のことで、家が傾斜してしまうのを助ける木材です。この筋違いを取り除いてしまうと家の強度が一気に落ちてしまいます。

といっても筋違いが入っている壁かどうかは、壁を壊し始めて壁の中の骨組みをみて初めて分かることでもあります。よって、セルフで壁を撤去する場合には、目立たないところから壊し始め、中の骨組みを見ながら進めていきましょう。もしも取り除いてはいけない壁と分かるならその場で撤去は中止です。

壁全体が石膏ボードの壁ではなく、厚いベニヤ板の壁である場合も、取り除くのはやめたほうが良いでしょう。なぜなら設計上、壁そのものを厚くすることによって家の強度を保っているからです。

壊す順序と注意点は?

さて取り除いても大きな支障のない壁の場合、どうやって壊していきますか?まずは用意しておく道具ですが、バール防塵マスク小型のこぎりを用意しましょう。バールは壁を壊すためのもの、防塵マスクは廃材からでてくる有毒物質を体内に取り込まないようにするためのものです。小型のこぎりは外しにくい木材を切り取ってしまうためのものです。

壊し方ですが、石膏ボードの壁にしても和室の塗り壁にしても、バールで叩いて表面の壁材に穴を開けていきます。いったん開いた穴にバールの先を突っ込み、てこの要領でもいでいくと、簡単に既存の壁は取り除いていけます。

注意しなくてはいけないのは電気配線です。バールで電気配線を刺してしまうと大変なことです。壊す壁にスイッチやコンセントなどが付いていない場合は心配ありませんが、スイッチやコンセントがある壁を取り除くときは、念のため家のブレーカーをすべて切っておくのがよいでしょう。

電線に当たらないように注意しながら壁を表面を全部取り除くと、壁の骨組みだけが残ります。骨組みはバールのてこの原理か、小型ののこぎりで切り落としていくとよいでしょう。

電気配線ですが、これは資格が必要な工事となります。しかし電気配線をスイッチやコンセントから引き抜くことなく、他の部分に固定するのであれば問題ありません。不安ならば、電気配線の移設だけは壁を取り除いた状態で、電気屋にお願いすると良いでしょう。

廃材の処理の仕方は?


壁の撤去によって出てきた木材や石膏ボードのかすは、普通の家庭ごみで出してはいけません。産業廃棄物となります。よって地域の産業廃棄物業者に廃材を持っていってもらう必要があります。

何か大きな袋やダンボールなどに廃材を入れておきます。地域の産業廃棄物業者はネットや電話帳などで調べると良いでしょう。電話をすれば都合のよいときに取りに来てもらえます。もちろんこれらの産業廃棄物の料金は支払わなくてはいけません。

初めてのときは丸2日の覚悟を

たかが壁を壊すだけと思う人もいますが、意外と大変です。最初は要領を掴むまでに時間が掛かるでしょう。自分と家族で行なうという場合でも、撤去が終わるまでに丸2日は要すると考えておく必要があります。しかし壁がないときの開放感はすばらしいものでしょう。今度の週末でも家の大きな気分転換に壁の撤去を行ってみませんか?

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