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畳の張替え。こんな状態が起こったら張り替えよう

   

日本伝統の畳。昔の方はよく畳と共に生きてきたので、畳をどのように管理するのか、いつ張り替えたらよいのかなど知っていました。しかし時代の流れと共に畳を使用している家は徐々に少なくなり、畳をどのように手入れすればいいのか、いつ交換すればいいのかを知らない人が増えてきました。

今回はそんな畳の張替えタイミングを見極めるポイントをおさらいしてみましょう。

畳の寿命は最大20~30年

まずは畳の最大寿命です。畳はよく手入れすれば最大で20~30年使うことができます。といってもただ掃除していればそれだけの期間維持できるわけではありません。畳というのは畳独特の管理の仕方をしてはじめて寿命を保つことができるのです。

畳の管理の仕方

畳はイ草という植物でできています。当然ですが自然のものは年月と共に劣化します。最初は緑色だった畳が数年後には黄色く変化しているのを誰もが見たことがあるでしょう。あれは自然の産物であるゆえに空気に触れて変色する自然現象なのです。変色だけでなくたたみの上を歩いたり、ちゃぶ台を置いたりどかしたりしていると、やがて表面は磨り減っていきます。

よって3年ほどで畳の表裏を入れ替える作業が必要になります。といっても畳全体をそのまま裏返すわけではありません。畳の表面にはイ草でできた「畳表」と言われるイ草のシートがあります。このイ草のシートは表が変色しても裏側はまだ新品同様の色合いなので、一度裏返しにすれば新品同様にさらに3年気持ちよく過ごせます。

裏返し作業は畳一枚あたり2000~4000円くらいで、畳の縁も交換してもらえるでしょう。6畳なら3年に一度2万4000円の費用が掛かるという計算になります。

6年目には畳表を交換します。一畳あたり3000~5000円で畳表を交換できます。新品になった畳表はさらに3年後裏側が使えます。

このように管理していけば土台となる畳床と言われる部分は20~30年ほど使うことができるでしょう。

畳の張替えタイミング

といってもこのローテーション期間を待たずに張り替えが必要なときもあります。どんな状態が起こったら畳を張り替えたほうがよいのでしょうか?

 

床鳴りがする

畳は水分を吸ってしまうと畳床と言われる土台の部分が弱ってきます。床鳴りというのは畳床に限界が来ていることのサインです。ミシミシと音がするようになったなら畳そのものを張り替えたほうがよいことになります。床が鳴らないとしても、畳の上を歩くと沈み込むような感覚があるときはやはり畳床そのものが痛んでいる証拠です。

 

表面が汚れた

畳は汚れと熱にきわめて弱い素材です。コーヒーをこぼしてしまうとよっぽどすぐに吹き上げないかぎり、コーヒーの色が残ってしまいますし、もしもタバコなどを落とせば100%焦げあとが付いてしまいます。子どもがおもちゃで遊んでいるとたたみの表面が磨り減ってボロボロになってしまいますし、タンスなどを畳において移動させると、周りとの色の違いが気になることでしょう。

こういうときは畳を交換する必要がありますか?いいえ多くの場合は「畳表」の部分だけを交換すれば、また新品同様に使用することができます。畳そのものを交換する必要があるのは床鳴りがしたときで十分でしょう。

 

大量の水をこぼした

畳は水を一番嫌う床材です。水漏れを起こして畳の部分にまで侵入したとなると、畳表だけでなく畳床も確実に水浸しになります。たたみはすべて自然素材でできているので、水を大量に含んでしまうと確実に腐ります。腐ったまま放置すると床下の畳を支える所にも湿気が充満し続け腐ってしまいます。

もしも大量の水が畳の部屋にこぼれてしまったなら、畳を長い時間太陽にさらして完全に乾燥させるか交換することと、床下の木材をできるだけ通気性よい状態にして、早く乾燥させることが和室を長く使う秘訣となります。

 

アレルギーが発生した

畳の問題の1つはカビやダニが発生することです。畳の上にコタツを置いて一冬過ごしたり、熱を持つテレビなどの電化製品をおいて使用すると畳の中にカビやダニが発生します。畳の上に布団を引きっぱなしにしておくと最もダニが発生しやすい環境となります。

ダニは通気性が悪く、温度があり、食べ物がある場所に繁殖します。人間からでる垢、フケなどはダニを繁殖させてしまう要因となるので、畳の部屋を使用するときは毎日布団の上げ下ろしが必要です。

ダニやカビは目に見えませんが、アレルギー反応が出だしたら畳に大量のダニやカビが生えているサインかもしれません。屋外で日干しし畳を叩いてダニを死滅させることもできますが、アレルギー問題を解決するのに一番よいのは畳を新調することです。

 

畳の張替え 日本文化の一部

畳というのは自然の床材なので、上記のようなこまめな手いれば欠かせません。畳表の張替え、畳の屋外干しなどはもはや日本文化の一部でしょう。めんどくさがらずにこまめに行なうことで畳を長持ちさせることができるのです。

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