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日本人にとってはなじみのある紙クロスを壁紙に使うメリット・注意点は? 

   

住宅建材としてなじみのある紙
日本家屋にとって切っても切り離すことのできない素材に、紙があります。ふすまや障子などに紙が使われていたことは皆さんもご存知でしょう。現在この紙は壁紙としても利用されています。

紙クロスが登場したのは、比較的新しいです。一部寺院の金紙貼りや明治時代の建築された西洋建築の内装に使われていました。しかし一般庶民の家屋で紙クロスが本格的に使われるようになったのは、昭和30年ごろといわれています。それまでは塗り壁が主流だったのですが、内装材として壁紙がどんどん使われるようになっていきました。

紙でできた壁紙といわれると、強度に問題があるのではないかと思う人もいるでしょう。しかしそのような心配は無用です。日本で古くから使われていたふすまや屏風などに紙は使われていますし、いずれもそう簡単に壊れることはないです。
紙クロスは、原料として楮や再生パルプなどを使っています。これらの紙の表面に型押しや印刷でデザインを作成します。そのうえで裏打ち紙を貼り合わせることで制作します。

紙クロスは日本のメーカーでも製造しています。そのほかにも海外で制作された紙クロスもたくさん輸入されています。特に欧米からの輸入は多いです。

海外の紙クロスを見ると、色彩が鮮やかで柄の派手なものが多く出てくる傾向があります。海外の紙クロスを壁紙として利用すると、日本の家屋とはまた違ったテイストの空間に仕上がるでしょう。

紙クロスのメリットはどこにある?

紙クロスを壁紙で利用するメリットとして先ほども紹介したように、色柄が豊富にラインナップされている点が挙げられます。海外にはカラーやデザインにこだわったものも見られます。また表面にあえて凹凸を作ることで、ラグジュアリーな雰囲気に部屋を変化させることも可能です。

また日本の紙クロスの中には伝統を生かして和紙を使ったものも見られます。日本の伝統的な家屋、しかも高級な雰囲気の空間に仕上がります。

紙クロスのメリットとして、やわらかで温かみのある風合いに部屋を仕上げることができるのも無視できません。ビニールクロスの場合、どうしても無機質で冷たい印象を与えます。しかし紙クロスの場合、やわらかな触感や部屋を包み込んでくれるようなイメージがあります。日中のんびり過ごすリビングや眠るための寝室などに紙クロスを持ってくると、心も落ち着くでしょう。

紙クロスの場合、塩ビを使っていません。可塑剤を紙クロスの場合使用しないので、可塑剤に対してアレルギーを持っている人でも安心して内装材として活用できます。

紙クロスを使用するにあたっての注意点

紙クロスの場合、一般的に壁紙の素材として利用されているビニールクロスと比較すると費用が掛かりますので注意しましょう。また施工に手間がかかりますので、リフォームの工事期間がビニールクロスと比較すると長引く恐れのある点も留意する必要があります。

壁紙を貼り付ける際に当然のことながら、1枚だけで作成することはないです。何枚もの壁紙を使って組み合わせることで内装します。壁紙の境目のところを業界ではジョイントと呼んでいます。

紙クロスを用いた場合、時間の経過によって膨張収縮する可能性があります。その結果、ジョイント部分が目立つ場合もあります。最初はよくても、見た目が悪くなってしまう恐れがあります。

紙クロスの場合、メンテナンスが難しいと思う人もいるでしょう。
紙は性質的に、湿気や汚れが付着しやすく汚れやすいのではないかと思うかもしれません。

しかし現在販売されている紙クロスの場合、表面を樹脂などでコーティングしているものが多いです。ですから多少の汚れであれば、サッとふき取るだけでメンテナンスはできます。樹脂をコーティングしているといっても厚みはそれほど出ません。ですからゴワゴワした感じになる・かさばるといった印象もないです。

ただしこのようなコーティングされている紙クロスでも、水がしみ込んでしまうとシミになってしまいます。またこのようなシミができると、汚れを取り除くのは難しくなります。ですから水気の汚れなどにはほかの壁紙と比較して、気を使ったほうがいいです。

コーティングされているので、表面に付着する汚れにはある程度対処できます。しかし紙クロスはコーティングされていても擦れには弱いですから、その部分にも注意を払う必要があります。

住宅の内装で使われている素材を見てみると、日本の場合ビニールクロスが90%以上を占めているといわれています。ですから紙クロスを使っただけでも、ほかの住宅にはない質感を出すことも可能です。メンテナンスに手間がかかるのはデメリットになりえますが、自然の風合いを出したければ、紙クロスも有力な選択肢の一つになるでしょう。

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