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引越しの際の撤退立会 敷金をほとんど取り返す3つのポイント

   

敷金返却で損をしている人はあまりにも多い

「これだけ痛んでいれば、敷金だけでは足りないかもしれませんね。プラス数万円御請求がいくとお考えください」
引越し後の不動産撤退立会、ほとんどの不動産業者はこのように言ってきます。言われたままにお金を払う人もいれば、少しもめて敷金内で収めてもらったり、数万円だけ返却してもらう人もいます。

しかしこうした今の敷金返却の傾向は法律的な観点から見ても間違っています。敷金は通常ほとんど返ってくるべきものなのです。私たちも敷金は返ってくるべきものだと知ってはいますが、実際どのように返却してもらったらよいか分からないという人は少なくありません。

敷金を取り返すために、撤退立会のときに具体的に行なえる3つのポイントを見ていきましょう。

 

修繕費用のリストを出してもらう

修繕費用のリストを出してもらうのは権利です。不動産業者に修繕費用の項目と金額を具体的に書いてもらう請求をします。きっと不動産業者は「まだ見積もりしていないのでどれくらい掛かるか分からないですよ」と濁してきますが、ココで引き下がったら後でなんとでも値段を引き上げられます。
「お金が関係していることなので、リストは出していただかなくては困ります。」という必要があります。これを言った時点で不動産業者は「敷金以外にさらに請求することなどできないな」と感じるでしょう。
5分もあれば作れるものなのでリストはたいてい次の日には用意してきます。

 

リストを元に交渉する

クロスの張替え4万、畳の張替え4万…などとリストを上げてくるでしょう。実際は2万5000円くらいで済むものでも4万円と書いてあるでしょう。額を調整して、合計額が敷金ちょうどか数万円返却する程度の額になっています。

不動産は大抵「敷金を少しでも返せばこれ以上うるさく言うことはないだろう」とタカをくくっています。しかしまだまだ不動産は暴利をむさぼっています。さらにリストを元に交渉する必要があるでしょう。
「このクロスの張替え費用はどういう根拠で、この見積もりですか。1平方メートル当たりいくらの計算ですか」などと聞く必要があります。一番重要な交渉は「大家負担が何割で、借主負担が何割ですか?」と聞くことです。

すると大抵は「大家さんが(高齢で)敷金から払ってくれって言うんですよ」などと言ってくるでしょう。不動産屋もプロなので、情に訴える言い方をしてみたり、ちょっと不機嫌になってみたりして、交渉を終えようとします。

ここで折れていはいけません。「ここに住んでいるのは○年なので、その場合は法律的には何割が大家負担になるでしょうか」などと交渉を続けましょう。「契約書の中に借主持ちと書いてありますから…」と言ってくる場合もあります。

「しかし契約書に書かれている場合でも、大家負担という裁判所の判例がありますから」などと言いましょう。「国土交通省のガイドラインで大家持ちとなっています」と言うのも効果的です。

とにかく簡単に折れずに納得しないことがポイントです。これは判例に基づく基本知識ですが借主が大きな穴を開けたり、火で焦がしたりなどして大きな損傷を残してない限り、ハウスクリーニング費用も、エアコンクリーニング費用も、石膏ボード張替え費用も全額家主負担で一切払う必要がありません。

フローリング、畳などは家主との折半割合を決めることになりますが、通常家主が半分以上を負担します。6年以上経っていれば全額家主負担という判例もあります。

 

交渉を終えない

「撤去立会の日だけもめてその日でダメなら諦めるだろう」と不動産屋はタカをくくっています。撤去立会の時に交渉してもまだ10万円以下しか敷金返却されないような状況ですと、「小額訴訟を起こします」など言いましょう。転入時の写真などの証拠がある場合、実際に小額訴訟を起こすのも手です。

普通に使っている限りは8割くらい敷金は返ってくるのが今の日本の常識だからです。それでも不動産は利益を確保できます。

この常識を勝ち得るまでは決して交渉を終えず、転居後も引き続き交渉するくらいの態度が必要でしょう。

 

損しないためには妥協しない

敷金というのは預けたお金で、元々は借り主のものです。

それを我がもののように言う不動産業者はたくさんいるのですが、彼らのものではありません。不動産業者は既に仲介手数料という形で借り主と大家から何十万という単位で利益を得ているのです。

敷金を返却しないという行為によって不当に不動産を儲けさせる必要はありません。
とにかくモメにもモメて、一歩も引かないという態度を示し、返却されるべき敷金をしっかり返却してもらいましょう。

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